速くなる時間

時間が飛ぶように過ぎていく。


子供のころは時間が長く感じたのに。
だんだんと時間が過ぎるのが速くなっていくような気がする。


生きてきた時間分のいくつ、っていう分母にあたる生きてきた時間が長くなる、大きくなるにつれて1時間なり、一日、一か月、一年が短く感じるからだろうか。


一日が1分みたいに、一週間が数分みたいに、一か月が一日、一年が一か月みたいに感じる。
数か月前、数年前のことですらつい昨日とか数日前とか、そんな感覚。


年配の人たちって、どうなんだろう。
子供のころは、おじいちゃんやおばあちゃんみたいなお年寄りの人にとって数十年前ってはるか昔の遠い日みたいに感じるのかな、って思っていたけれど、
年配の人たちにとって数十年前のことってつい昨日のことみたいにクリアに覚えていて感じられるのかもしれない。
すごく遠くてすごく近い日々。


時間って「今」しかなくって、この「今」ですらもう過去で、
時間は直線状に過去から未来に流れているのではなくって、
巻き戻すとか早送りとかビデオテープやカセットテープみたいなものではなくって、
一点にに刻み込まれていくもので、
ディスクに記録されていくようなもので、
ホログラムみたいな。


過去の記憶にアクセスするのに一秒ずつ一分ずつ巻き戻すみたいに戻していくのではなくって、いきなりある時間、一点にアクセスするように、


あ、話が逸れた。-私にはよくあること。(苦笑)


「今」しかない時間も、その「今」だって絶対的な一点があるわけではなくて、
限りなく、限りなく、どれだけ小さく絞り込んでも、
量子の世界、
とらえどころのない粒子で、波であって、


時間のない世界、
永遠、って、


時間って、プロセスのために作られた概念?
エネルギーを生み出すための。


エントロピー
熱力学の第一法則
発達心理学
ダークマター
etc,. ..


現代の人類のインテリジェンスをもって、わかっていることは宇宙のたったの約4%、96%は未知。


自分を含め人の心の暗闇、深淵をのぞき込むよりは、
興味深いことがいっぱいある
ありすぎる。


だから時間が過ぎるのが速いのか。(笑)